『島崎!私にダサいとかいって自分も遅刻じゃん!!!』

 私が思いついたように言うと、
 島崎はこけそうになり、体勢をもどした。
 
 「気づくの遅っっっ!!!
  夏乃ぬけてんなって思ってたけど、
  ここまでバカとは!!!」

 そう言って腹をかかえて笑いだした。

 うざっ!うざっ!!うざっ!!!
 コイツのこういうとこがムカツクんだよ!!!
 私はまだ笑ってる島崎を置いてさっさと行くことにした。

 『島崎うざっ。もう先行くから!!!』

 「ははっ。ごめんて夏乃!」

 何か後ろでほざいている島崎を置いて
 さっさと靴箱に行き、くつをはきかえる。

 「おーい夏乃ちゃーん。
  俺は先に行かれてもかまわないけど
  外の掲示板にはりだされているクラス見たの?
  教室分かる?」

 あーもう・・・。
 みてねぇし、分かんねぇー!!!!
 かっこ悪い・・・。