お母さんが作ってくれた
朝ごはんを食べて

あたしは玄関に向かった



「あ、忘れ物」

そう呟き自分の部屋に戻った



机の上に置いてあった
縁の太いダサい眼鏡を取る

「これがないとね」

あたしはそれをかけた