「柚羽ちょっといい?」 「?…うん」 同じクラスで一緒の部活の 山本 美波に呼び出しされた。 美波は、誰がみても 可愛いと思う容姿で、 スタイルがよく、 先輩うけもよかった。 大きな丸い瞳が、今ではあたしを睨むように見つめていた。 「柚羽さぁ、先輩にちゃんと挨拶とかしてないよね?学校で会ったら挨拶するのが基本でしょ。てゆうか先輩に言われたんだよね。うちらもそうやって言われるから迷惑なんだけど」