「…陸は、付き合ってどんくらいでしたの?」
と聞くと陸は珍しく頬を赤く染めた。

「なあ、教えろよー!」
と聞くと仕方無いと言うように、
「1ヶ月くらい…?」
と答えた。


そして、昨日クラスの奴等から言われた言葉を思いだした。

「でもさー、キスの後することってやっぱあれだよなー」
と言う俺の言葉の意味を理解していないのか陸は顔をしかめた。

「…その、あの、えっとー」
と言葉に詰まる俺に、やっと言葉の意味を理解したのか陸は目を見開いた。


俺は、その場の衝動で聞いてしまった。
きっと、もう自分の中に結衣へと気持ちは完全に無くなっているって思ってたんだろう。



「その、えっと…、陸はしたの?」
と聞くと陸は目を再び見開き、頷いた。
そして顔を赤くし机に伏せた。