私、田原ひなこ



私のお父さんは、私が小5の時に病気で亡くなった。


当時は辛くて辛くて、学校に行けない日が続いて鬱ぎ込んでしまった私。




でもそんな時、励ましてくれたのはお母さんだった。


お母さんの方が辛いはずなのに、必死に明るく振る舞って私を元気付けようとしてくれたんだ。



でも、私は知っていた。



夜中にお母さんが毎晩1人で泣いてるのを…



だから私は決めた。



強くなろうって。



前に進まなきゃって。



今の私が明るくいれるのは、あの時のお母さんのおかげ。



だから、私が今度はお母さんを助ける番。