張り付けた笑顔

冷めた心

悲鳴に限界の耳……


俺は、いつも通り

静かに過ごしたい放課後を

うるさくされて困っていた。


俺、本が読みたいんだけどなぁ



「ぅるせ……」



笑顔のまま、毒を吐く。

俺にしがみつくぶりっ子女はみんな、聞いてない。

安心するとともに、少し残念な気分。

だって、俺が何を言おうと

何をしようと

別にどうでもいいってコト。