台風の目……いや、見世物パンダとなっている賢也さんは

「別に、大丈夫」

そう言ってギリギリ営業スマイル。

しつこい女が周りにずっと居るって、嫌だよね。

ていうか、絶対にキレたいの堪えてるよね。




……仕方ない。

私は李華の後ろに静かに立つと



ぎゅうっ!!

「痛ぁいっ!!」


つむじを押し込んでやった。