待って。ホントに待って。


そういえば………

凜さんと那津、なんか二人してはしゃいでなかった?!

『もしかして』とか言って!!


あの時、ネガティブ思考一直線だったからなぁ……

あの時、話を聞いていればよかったかもしれないのに……


「……って、ちょっと。その合図が、暗黙の了解として認められているのなら……


この部屋に来た時点で、婚約をオッケーしたも同然じゃない」


「……ま、そういうことだね」