「あっ、そうだった……」
確かに、東雲はそうつぶやいた。
もしかして、本当に忘れられてたの……?
東雲は、私のメモを広げて、メアドをなぞり、
「@の前が、ユーザーIDになっているんだ」
と、私に説明してくれた。
何の意味もなさそうな、ただのアルファベットと数字が並んだもの。
これにそんな意味があるんだ……。
東雲は、その一見無意味な文字を「ここからID検索」と書かれた下のテキストボックスに、一字一字確認しながら入力した。
「そして、検索……っと」
入力を終えると、音を立ててエンターキーを押す。
すると、
該当:1件 [完全一致]
と表示された。
隣には、『詳細』というボタンがある。
「この『詳細』を見れば、高橋のメル友のことが分かるよ」
「うん……」
「もちろん、その人が何か書いていたら、だけどね。まあ、こんなところに個人情報につながることを公開しているとは思えないけど……」
「いいから、早く、見てみて!」
私がそういうと同時に、東雲は慌てて『詳細』ボタンをクリックした。
確かに、東雲はそうつぶやいた。
もしかして、本当に忘れられてたの……?
東雲は、私のメモを広げて、メアドをなぞり、
「@の前が、ユーザーIDになっているんだ」
と、私に説明してくれた。
何の意味もなさそうな、ただのアルファベットと数字が並んだもの。
これにそんな意味があるんだ……。
東雲は、その一見無意味な文字を「ここからID検索」と書かれた下のテキストボックスに、一字一字確認しながら入力した。
「そして、検索……っと」
入力を終えると、音を立ててエンターキーを押す。
すると、
該当:1件 [完全一致]
と表示された。
隣には、『詳細』というボタンがある。
「この『詳細』を見れば、高橋のメル友のことが分かるよ」
「うん……」
「もちろん、その人が何か書いていたら、だけどね。まあ、こんなところに個人情報につながることを公開しているとは思えないけど……」
「いいから、早く、見てみて!」
私がそういうと同時に、東雲は慌てて『詳細』ボタンをクリックした。