その様子をじっと見ていた俺達は、息を呑んだ。


……確かに、暁の言う通りだ。


「……俺達に選択肢は無いようだな」


持っていた鞘を落とす。


「確かに。やってみるしかないよね……」


「仕方ないか……!」


2人もやる気になったようだ。


グルル..


「敵もお待ちかねの様だしな」


やってやろうじゃねぇか。


「随分な変わりようだな」


くく、と小さく笑いを零す暁。


「五月蝿ぇ、その代わり、終わったら、張と話してもらうからな」


「はいはい」


シャアッ


来た!