「それ使え」


「は……?」


布を捲ってみる。


「刀……なのか?」


其処にあったものは、青色透明な、確り鞘に収まった刀。


取り敢えず、鞘から刀を抜くと、刀身は透き通り、それは奇麗な色をしていた。


こ、これを、


「……何に使うんだ?」


暁の方を振り返ると、俺と同様、2人にも何かを渡していた。


「な、何だこれ……」


「……っ」


それぞれ持っていたのは、リクが俺とは少し違うタイプの刀、そして春歌は銃だった。


暁は、鎌のようなものを手品のように、一瞬で出した。


こ、これって……