―――ヒュッ




「あ。」



「ん?なに?どうした……」




――――――バッコーン!!




「い゛………ったぁーい!!」




何処からともなくカバンが飛んできて、晴輝の顔面に直撃。




「だれだよッ!
カバン投げたヤツ!!」




赤くなった鼻を擦りながら大声で言うと、目の前に可愛い女の子がカバンと同様、何処からか現れた。




「上原晴輝!

ダサいわね、こんな攻撃にモロで当たるなんてっ

陰陽師失格だわ♪
今ので実戦なら確実に死んでたわ★」




昶は眠い目を擦りながら、
あくびをした。


「お前ら、五月蝿い。」



「だって昶…!この女が…」