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「へー、ふーん、で?」
「“で?”って…だから、その胸の模様が封印の術式なんだって。」
「んで?」
「………………」
どうも、上原晴輝です…
なんか今現在、成瀬昶くんに
昨日の出来事を話したところです…
「で?
お前は一人、格好つけちゃって?
“俺は昶を見捨てたりしないからな!”…なんて主人公な台詞言っちゃって?
脇役の癖に?
俺はベッドで気を失ってるっていう…」
「いや、俺は脇役じゃないからな!?主人公に近いところにいるからな!?」
「あ゛ぁ?」
………どうやら、絶賛怒り中のようです…。
怒りの四ツ角マーク出てるし…
―――バンッ
「これで許してやろう」
「顔面にカバンぶつけないで!?
しかもコレ、俺が持つの!?
なんか、めちゃくちゃ重いんですけど!」
顔面にぶつけられたカバンを持つと、ずっしりと重い。
今日はこんなに重くないはず…
「ああ、それはお前に持たせるために中にマンガ本を大量に入れたからな」
鬼──っ!