「なに…!?
昶ってあの、成瀬昶のことだよな!?」



「そうだよ!
昶、ある白銀の髪の妖怪に言われたんだって!」




二人とも体力があるので、
全力で走りながら大声で話しても息が切れていない。




「昶…大丈夫かな…」



「………」




全力で走っていたおかげで
病室が見えてきた。




「急ぐぞ!」