朝日が顔にかかり、昶は目を覚ました。痛みが引いている。もうほとんど痛くない…… 驚きで座り込んでいると、 昨日の何者かが言っていたことを思い出した。 『お前は妖怪だ。 それも、魔狐のな』 魔狐…? 魔狐…聞いたことないけど… 妖怪のことだよな… ん?ちょっと待て、妖怪ってヤバくね? 陰陽師の敵じゃん。 晴輝とかに相談したほうがいいのか…? 一応陰陽師だし… とりあえず病室で伸びてる晴輝のところに行くか。