「葵、俺の分食べなよ」


泣きそうな葵に提案した


「輝に食べて貰いたくて、作ったの…だから、輝が食べて?…私は、いらないから」


凄く嬉しいことを言ってくれる葵

でも、葵も食べたいから作ったんだろ?


「じゃ、葵。半分づつ食べよう?」


これで、納得してくれるかな?

泣きそうな葵を横目に、1人で食べるなんて、俺には出来ないから


「…いいの?半分にしたら、少なくなっちゃうよ?」

「いいんだよ。大切なのは、俺の為に作ってくれたっていう、葵の気持ちだからね?」


俺が言うと葵が頬を染めて、にっこり笑った


「輝、大好きっ」


って、言葉付きで