「ああぁぁ!」


ニャンニャンの意味に首を傾げていた、葵がいきなり叫んだ


「どうした?」

「…ない」


今にも泣きそうな顔で、葵はテーブルを指さした

それを、追って目を向けると

その先にあったのは、残り1/6個のアップルパイ


「なんで?!どうして、それしかないの?!私の分がない!私、食べてないのに!」


葵が言ったら、母さん達が目を反らした


「だって、葵の作るお菓子美味しいんだもん」


葵のお母さんの言い分


「だって、二人はニャンニャンしてるから、いらないかと思ったんだもん」


これが、母さんの言い分

酷い人達だ…