「やだもん…輝は、私のだもん」


俺の制服の前ボタンは、すべて葵によって外された


「輝に触っていいのは、私だけ。私に触っていいのも輝だけ…だもん」


そう言って、俺に抱きつき俺の胸板辺りに顔を擦り付けてくる葵

すると…
ピタリと葵の動きが止まった


「……?葵?」


心配になり、顔を覗くと…

葵は、そのままの体勢で眠っていた


「…勘弁してよ…」


っと、俺は溜め息をつきながらも、葵を起こさないようにゆっくりと離す

そして、体勢を変えて葵を抱き上げる

そして、俺の部屋へ連れていく