パシンと乾いた音が響く

俺は、森塚桃子の手を叩いた

叩いた痛みと驚きで、森塚桃子は俺から離れた

そして、俺は彼女に向かって言う


「触るな。俺に触っていいのは葵だけだ。それと…お前じゃ、俺を満足させるなんて一生かかっても無理だから」


そう言って、俺は昇降口を出てやっと下校することが出来た