俺の浅はかな考えに、みずほが泣いている。

急にそう思った。


(――みずほがずっと……
忘れられなかった保育園時代のお漏らし)


(――そうだよな……
同じ体験をしたであろうこの子を俺は)


――みずほゴメン。

俺は鑑識検査の終えたみずほの亡骸に誤った。


どうやら、みずほは本当に殺されたようだった。

俺に……
霊感に目覚めた俺に出来る事?


俺はみずほを死に追いやったクラスメートを許してはいけないと思っていた。