私は教室へ戻った。


教室に戻ると皆はもう
読書していた。


「愛莉!」
萌と私は同じ班、
亜由実とは席が近く。
私の周りには
いつめん的な人たちが集まっていた。

「おはよっ矢島」
「宮下君…おはよっ」
「どうした?」
「愛莉…泣きたきゃ泣いちゃいなよ♪スッキリするよ♪」

私は萌に甘えて
皆にバレないよう声を押し殺しながら泣いた。