「あっほら、早く着替えないと!朝のお茶が遅れたら、中村部長にお小言くらっちゃうよ!」



「うわっそうだった!」



“中村部長”



その単語を聞くだけで憂鬱になってしまう。


我が総務部の部長、中村部長。


外見はクールでカッコイイ感じなのに、40代になっても独身なのは、絶対怖くて意地悪だからだ!!


鈍臭い私は中村部長に目を付けられて、いつも怒られてばかりいる。


こんな現実だから、二次元に癒しを求めてしまうんだよね…。


なんて、朝から暗い事考えちゃった。


とにかく急いで総務部に向かう。