中村部長の体温を感じる。


暖かい…夢じゃ、ないんだね…?


私も…ぎゅっと抱き締め返した。


甘えるように…中村部長の肩に額をくっつける。


ずっと…してみたかったこと。



「若返って…君に近付いたのは。ただ、思い出して欲しかったんだ。キレイだった頃の君を。女の子なんだってこと。俺を好きになってくれなくても、君がキレイになってくれたら…それで良かった。…ほんと…可愛くなったな。」



幸せそうに囁く声に…ドキドキして…死にそうになる。



「あの…ありがとう。あなたに恋をして…私は変われたの…!」