突然の出来事に、心臓が破裂するんじゃないかって位、ドキドキが止まらない。



「俺はね…ずっと、君が好きだったんだよ。」



「…え…?」



私を抱き締めて…苦しそうに告げる、中村部長。


ずっと…?


ずっとって…え…?



「君が入社して…初めてお茶を煎れてくれた時に…何てキレイな子なんだろうって思った。でもずっと君には彼氏がいたし…君よりも一回りも年上な俺なんかが釣り合わないって思ってた。」



え…?


ええ…??


初めてお茶を煎れた…って、10年も前から…!?


本当に…?