声も…震える。


お願い、会って下さい…!



『…鈴木さんか。悪いけど…もう話すことなんかないから。』



――ブチ…ッ



一方的に…インターホンは切られてしまった。


そんな…どうして…?


このまま…もう私と会ってくれないの…?


元に戻ったとしても…ただの部長と部下で…英二君との思い出も、忘れるしか…ないの…?


そんなの…無理!!


私は…絶対、あなたを忘れられない…っ!!


ジワッと涙と、悔しさと怒りにも似た感情が込み上げてきて。


私は周りなんか見えてない勢いでドアを叩いていた。