「告るっ………って事か?」


「もちっ!!」



もちろんってお前………



俺が歩香に………?



「恥ずかしくねぇか?」


「今更んな事言ってる場合かよ………」



直樹はちょっと呆れたように言った。


「あいつ…一応モテっからな」


「知ってるから焦ってんだよ」


「ぢゃぁ頑張れっ」



そのあと、青春だなっ!!と言い残して、直樹は自分の席へ戻っていった。



歩香に気持ちをちゃんと伝えないと、桜木と別れた意味がなくなる。


ちゃんと桜木の分まで、歩香に気持ちを伝える。


俺は自分に誓った。