無視するのもどうかと思ったから、とりあえず話しかけた。 「まだ残ってたんだ。」 「おぅ………」 話し続かねぇ―――……。 帰ろうと思い鞄に手を掛けるとその手を掴まれた。 「何?」 「………………」 「……?」 私はわけがわかんなくなり、手を離そうとすると、 「元気?」