「そんな事ないよ♪んで、デート行くんでしょ!?」





なっ!!??




「何で知ってんの!?」



「ずっとそこで聞いてたし♪」





そうやって、紗江が指さした場所は教室の窓。





「そんなとこで隠れて見るぐらいだったら、逃げないで、一緒に居てくれたって良いぢゃんっ」



「だって、陰野、あたしがいたら誘いずらくない!?」



「それはよく分かんないけどさ〜…」



「歩香はもっと男心を理解しなきゃっ♪ぢゃぁ今日はパーッと!!買い物にでも行こっかっ♪♪」



「何で……?」



「何で…?って……気合い入れなさいよっ!!デートで着る服を買いに行くのっ!!」



「別にいつも通りで良いぢゃん…」



「歩香、アンタねぇ…どーせいつも通りってTシャツにジーパンとか言い出すんでしょ?」



「ゔっ…」