「それは一体どんなスケッチだ?」 「脱げばいいんじゃないか?」 「わかった、じゃあ脱がせよう」 そう宣言しながら、 俺は彼の服へと手をかけた。 「いや、待て。俺が脱いだのでは ただのヌードデッサンになりかねない」 「じゃあどうすればいいんだ?」 「あえて、描く側が 脱げばいいんじゃないだろうか」 「ほう、無意味に脱ぐ、 露出狂の絵かきという事か」 「そういう事だ」 納得した俺は、服を脱いだ。