日曜日から月曜日へと日本は変わった。


この瞬間から僕の計画はスタートする。


窓越しの夜空には満月が僕を覗き込んでいた。


その大きな一つ目と僕は向き合う。


何睨んでんだよ

僕は決めたんだ

こんな家、出てってやる

僕が何したって世界は変わらないんだ

僕の勝手だろ


そう心の中で月と喧嘩した後、僕はカーテンを閉めた。


静寂に包まれるこの空間で鳴り続ける音。


カチッ……カチッ……


時計は正確に時を刻んでいるつもりだろうが、そんなことはない。


ほんの少しだか、少しずつ世界と時計はずれていっている。


その証拠に、僕の腕時計は5分も進んでいる。


僕は自分の携帯電話の時計に腕時計の時間を合わせた。






うん、これでよし。