何やら真衣は長い間、手を合わせている。

それを見た園子がアタシの耳元で、



「多分、部活の事を祈ってんだよ。
合唱部、コンテスト出るからさ。」



と囁いた。

アタシは『なるほど!』と思い、一緒に祈りたい気持ちになった。