「あっ、神社だ!」 「お賽銭箱、あるね! いくら入れたらいいの?」 「一円じゃダメかな?」 「うーん、十円くらいは入れないとダメかな?」 「いやいや、ケチるとダメかもよ? 千円札とか入れる?」 「無理無理! 千円札入れたら破産する!」 アタシ達はワイワイ騒ぎながら歩いていた。 こんなにうるさいと神様に無視されてしまうだろうか?