「じゃあ、うちら三人と菜花さん達二人の五人って事で先生に言って来るね。」



園子は嬉しそうに、そう言った。

アタシは、そんな園子の笑顔につられるように微笑んだ。



―――そう。

その時、アタシは由香の顔を見てなかったんだ。