「守崎君さぁ、この子に言う事あるんじゃないの?」



瑞江君は、守崎君の目の前に立ち、そう言った。



「いや、仕事中だし。」



「仕事と人の心、どっちが大事なわけ?
俺なら心を取るね。
こ・こ・ろ!」



瑞江君は自分の心臓のあたりを指差す。

アタシは瑞江君をジッと見てしまった。