「どうだった?」



瑞江君が目を輝かせながら、アタシに言う。



「よく分からない。」



「分からない?」



「でも……。」



「でも?」



「何か言おうとして、やめたみたい。」



アタシは泣きそうになった。

何故か理由は分からないけど、涙が溢れそうだった。