アタシは、その後で、教室に戻って、皆にクーポンをもらった事を話した。



「やっぱ、行くしかないじゃん。」



「だよねー。
でも、あの人いるかな?」



「分からない。
でもさ、金髪君がクーポンくれたんだから、口実は出来たわけじゃん。
今日の帰りに行こうよ!」



「そうだねっ!」



アタシが何も返事をしていないのに、行く事が決まってしまった。

こうなるって、分かっていたけど……。