「瑞江くーん！
早くしてよぉ！」



「間に合わないよっ！」



女の子達はイライラしながら、叫んでいる。



「ごめん、すぐ行くからっ！」



瑞江君も叫び返した。



「そんじゃ、またね！」



「あっ、はい……。」



手を大きく振りながら去る瑞江君に、アタシは小さく手を振った。