「あそこ、もう一度行こうか?」



「でもバイト辞めさせられてるかもよ?」



「だよねー。
やっぱり金髪君に頼るしかないかなぁ。」



皆は、ごもっともな事を言い続けている。

アタシは眼鏡を外して、視界がクリアになったような気がして。

目の前の友人達の顔を、まじまじと見ているだけだった。