「でもさ、眼鏡外して、ちゃんと会わなきゃいけない人がいるよね?
会いたくないだろうけど。」



真衣が言いにくそうに、そう言った。



「確かにそうかも。
俺を好きだから、眼鏡をかけ続けているとか思っていそうだよね、あの人!」



瑞絵が苦笑しながら、そう言った。

アタシも苦笑してしまった。