本当の事を伝えるのは、アタシにとって、凄く凄く辛い事だと思う。 ―――大好きだった人が、あんな悪魔みたいなヤツだったなんて……。 守崎君の本性を知った、あの日と同じくらいに辛い。 だけど乗り越えたい気持ちはある。 だから……。 ―――アタシは大切な友達に伝えなきゃいけない。 人を信じる気持ちを思い出させてくれた友達に。