警備員が引きずるように、守崎君を連れて行く。

そんな守崎君に対して、周りの目は冷たい。



「最悪!」



「イケメンの仮面をかぶった悪魔みたい。」



「自分が人間以下なんじゃないの!」



色々な声が飛び交う。

アタシが弁解してあげたら、浴びせられる罵声は無くなるかもしれない。

何か言おうか迷っていると、金髪の男の子がアタシに手を差し出す。