「悲鳴聞こえたよね?」



「うん。
あのイケメン君が女の子襲ったらしいよ?」



「えっ、マジで?!」



ひそひそ話す声がアタシの耳にも届いた。

アタシは未だに動けずにいた。



―――もしかして、腰が抜けるって、こういう事?!