用を足して、まだ少しだけ痛いお腹をさすりながら、アタシはトイレから出る。 皆の所へ戻ろうとすると……誰かがアタシの前に立ち塞がる。 たまたま、ぶつかりそうになったのかと思い、避けようとする。 だけど、その誰かはアタシの動く方に行こうとする。 ―――故意に邪魔してる? そう思って、恐る恐る見上げてみた。