アタシが、どうしようか考えてる間に、



「ほら、その子、返事しないじゃん。
同級生とか嘘ついてごまかしてんじゃない?」



という声がした。

あの金髪の男の子の声だ。

アタシは……黙って立ち尽くすしか出来なかった。