「買ったよ!」 会計が終わった瑞絵が歩いて来た。 「あっ、アタシお金払おうか? 作ってもらうんだし。」 「大丈夫。 私があげたいだけだし。」 「そんなら、もらっちゃっていいの?」 「うん。 ちょっと作るのに時間かかるけどね。」 「楽しみにしてるね。」 「うん、頑張る!」 楽しみな事が待ってるなんて、アタシは幸せだなぁと思う。 こんな風に幸せを感じられる日が来るなんて思って無かった。