「なぁに、笑ってんのさ。」



とアタシの背後から声がする。

園子が不思議そうにアタシ達を見る。



「いやぁ、千明は秋生まれでさ。
秋は美味しいモノ沢山あるなぁってね。」



「あぁ、そんでニヤニヤしてたの?」



「私、ニヤニヤしてた?」



「してたよ!」



園子は軽く真衣を突っついた。