「千明、クマ好きなの?」



「うん。」



「それじゃ、この誕生石付きのなんて良いんじゃない?」



「そんなのあるんだ。」



「千明、誕生日は何月?」



「十月だよ。」



「じゃあ、これだね。」



瑞絵が手に取った袋には、『10月生まれ・オパール』と書いてあった。