――― あれ、小野先生は?



――― 三浦先生、小野先生の机の上にこんな置き手紙が…。



――― ん?





「 先生方へ

 僕だけが幸せに生きるわけにはいかないんです。

 僕は、宝物を傷付けた責任を取って、

 教師という職を辞職します。

 迷惑をおかけしました。




 生徒が幸せな学校生活をいつまでも遅れることを、

 心からお祈りします。

 


 小野 浩司より 」