もっと早くにその異変に気付けてあげられたのならば、

 篠原さんは死ななくて済んだのかもしれません。



 
 でも、正直言って篠原さんの事なんでどうでもよかった。



――― なんて事を言うんですか!?松山先生。



 すみません。

 担任として、

 そして教師としていうぜき台詞は

 他にあったとは思いますが、許せないんです。





 教頭先生のことが。