そんな彼女を最初に目を付けたのは、教頭先生。

 貴方でしたね。


 彼女の溢れ出るオーラを感じたのか、担任の私にいろんな情報を得ようとしていたのが、よく分かりました。

 担任である私は、将来生徒会長でも何でも、進んでやってくれるのではないかと思っていた森本さんのことですし、変な言い方ですが、今のうちに売りだしておこうかと思いました。